【茂野レポート】2015年06月29日
スキージャンプが好き!
茂野美咲本人によるスキージャンプについてのレポート。 今回は、選手側から感じる、スキージャンプの魅力を紹介します。
スキージャンプに魅了される理由…
今日は、選手側から感じる、スキージャンプの魅力を紹介しようと思います!
選手ひとりひとり、感じている魅力は違うと思いますが、わたくしが思うスキージャンプの魅力とは…、なんてったって…
気持ちいいーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
まさにこの一言。
何が気持ちいいか…?そこが一番気になるところですよね…。
それは…ジャンプ選手にしかわからない。
と言ってしまったらそこまでですね…(笑)
言葉で表すとしたら、やはり空中で飛んでいるまさにその瞬間…
体ふわっと…というよりも…なんだろう…こう…
グワッッッ!!!!!!!!!!!
っと体が持ち上げられて
バーーーーーン!!!!!!!!!
と一気に視界が広がって、
グングングングンッッ!!!!!!!!!
と上昇気流に乗っかっていく感じで…すっっっごい高さに到達!!
まさにその瞬間…
うっっっっわっっっ!!!!!!!!
きーーーもーーーーちーーーーいーーーーいーーーーーー!!!!!!!!!!!!
ってなるんです!!!!!!!
そして、この感覚と比例して飛距離ものびる!
というわけなんです!
…伝わりました??…(笑)
これはもう本当に、飛んでみなきゃわからない。(笑)
なにかに例えようとしても例えられない…。
まさに、スキージャンプ特有の感覚ですね。
私は、まさに、この感覚に、魅了されたのです。
…怖くないの???
本当にすごく頻繁にこの質問をされます。(笑)
しかし、誰もが気になるところですよね…。
何度も答えてきましたが、改めてこの質問に答えさせていただきます。
「すげー怖いです。」(笑)
意外な答えでしょうか…?
ジャンプを飛ぶことが怖いというよりは、風が強かったりと天候が荒れている時など条件が悪い時は…やっぱり…ね…。(笑)
そりゃ誰だって怪我とかはしたくないでしょう!!笑
そういう面ではやはり恐怖はありますよ!
何を隠そう、私、高所恐怖症です!笑
よく「高所恐怖症?!嘘だ!」と言われますが…
まず第一に、ジャンプ台にのぼるための…リフトが怖い。
急に止まったりした時はもう半分白目むいてます。
ジェットコースター乗れません。
高層ビルのスケスケのガラス張りのエレベーターは絶対に下を向けません。
だけど…、ジャンプは飛べる。
不思議なもんですね~。笑
ジャンプの天候などの条件による恐怖は…
あの飛んだ時の「気持ちいいーーーーーー!!!!!」という感覚の方が圧倒的に勝る。
ということなんです。
高く上がれば上がるほど、
「ヒューーーーーーーーーーー!!!!!」
「私、空、飛んじゃってまーーーーーーーす!!!!!!!」
という「ハイ」な感覚に。笑
だから…、20年も飛び続けているのですね。笑
もっと…もっと!!!!
ジャンプの魅力…
あの飛んだ瞬間…
最高の感覚…
あの感覚…
これが…実は…、毎回感じられるわけではない。
え??
と思いました??
そうなんです。この感覚…
数本に一回…いや、数十本に一回…あるかないか…
体力…バランス…メンタル…技術…条件…など…
それぞれがビタッッと合わさった時…
そう、「成功ジャンプ」をしたときにしか味わえない感覚なんです!
そして、この感覚をよりたくさん味わえているのが他でもない、TOP選手…でしょう。
数十本に一回あるかないか…と言っている時点で私はまだまだというわけでございます。。(泣)
大会で1位になりたい!!!
もちろん、それも目標であって求め、目指しているものではありますが…
あの最高の感覚を求めて…
もっと、もっと!!!!!たくさん感じられるように!!
より高いところを目指して!!日々奮闘!!というわけでございます。
スキージャンプの魅力…
少しは伝わったでしょうか…??汗
言葉で表現するのは本当に難しい…
しかし、もはや伝わっていても伝わっていなくても…
ただ一つ言いたいのは…
私は、スキージャンプが好き!!大好き!!
ということです。
失敗したり、上手くいかないことが続くと、たまに、この気持ち忘れちゃうけど…笑
それでも私の中の全ての優先順位1位はやっぱりジャンプ!!
とことんジャンプに魅了された茂野美咲28歳。
ここまできたら、なにがなんでも
ジャンプ人生、華、咲かせてやりますよ!!
乞うご期待!!!笑